生命保険は若いうちに入るのが得か?

育児の悩みに関する記事まとめ

 今回は、生命保険は「いつ、どのくらいの期間で加入したらよいか」ということについてご紹介していこうと思います。

保険のおさらい

 生命保険はいつ入るのが正しいかという話に入る前に、過去に保険についてご紹介した内容をおさらいしましょう!

  • 医療保険はいらない(社会保険の高額療養費制度があるため)
  • 基本的に子どもがいない家庭に生命保険は必要ない
  • 終身保険学資保険など貯蓄型保険は損するので入らない
  • 貯蓄型保険をするなら掛け捨て定期保険&積み立て投資信託の方が賢い選択
  • すぐ必要になる可能性があるお金は貯金し、それ以外は投資
  • 目安として子どもが1人の家庭では生命保険の保険料は数千円程度で十分

年齢で変わる生命保険の保険料

 掛け捨ての生命保険は加入する年齢によって、保険料が異なります。基本的に加入した年齢で保険料が決まり、満期まで保険料は上がりません。

高齢で入れば保険料が高くなるため、「保険料が安い若いうちに入っておいた方が良いのでは?」と思う人がいるかもしれません。

結論から言うと、必要もないのに若いうちから生命保険に加入するのは意味がありません。その理由をご紹介するために、まず年齢で保険料がどのくらい違うのか見てみましょう!

毎回のことですが、googleで「定期保険 ランキング」で1位の保険会社で比較します。

30歳から30年間加入した場合

 30歳~60歳までの30年間加入した場合から見ていきましょう!

  • 死亡保険金2,300万円
  • 月々の保険料は4,346円
  • 30年間(~60歳)で総額1,564,560円(=4,346円×12か月×30年)

40歳から20年間加入した場合

 次に40歳~60歳までの20年間加入した場合を見てみると、

  • 死亡保険金2,300万円
  • 月々の保険料は6,241円
  • 20年間(~60歳)で総額1,497,840円(=6,241円×12か月×20年間)

 この2つのパターンを比較すると10年間(30~40歳の間)を66,720円で加入できるということです。月々に直すと556円の保険料になります。

確かに月々556円は高い出費ではありません。しかし本当に入るべきでしょうか?

【結論】加入するならいつが良いのか

 ベストな加入の時期についての結論は、必要になった時に加入するのが良いということです。私は基本的には子どもが生まれたタイミングをおすすめします。

【理由1】妻が1人で生きていければ良い

 なぜ子どもが生まれたタイミングをおすすめするかというと、子どもがいない場合は妻が1人生きていければよいわけです。

会社員や公務員の夫に先立たれた妻は子がいない場合遺族基礎年金はもらえません。

しかし、妻が自分1人生きていくのであればパートやアルバイトでも生活していけますし、年齢30歳で公務員の夫が亡くなった場合は年間およそ40万円の遺族厚生年金は一生涯(妻自身も30歳以上であれば)もらえるわけです。

【理由2】30~40歳の死亡率を考える

 また30~40歳の間での死亡率は1%以下です。いくら安いからといって、1%以下の確率に6万円以上のお金をかけるのが最適解でしょうか?

 普段スーパーで500円高い方のパンやお肉を高い方がおいしいし健康的だからって思えるくらいの生活水準の方は入っても良いかも。。。公務員家庭の方はそうではないのでは?

【理由3】子どもがいない期間に保険を掛ける意味を考える

 【理由1】と似た理由になりますが、将来子どもを持ちたいと願う夫婦であっても子どもが生まれる前に死んでしまっては2人の間に子どもは生まれません。

子どもが生まれる前に掛ける保険料は将来の子ども為に貯金してあげた方が良いのではないでしょうか?

また、子どもが働き始めて独立した年齢まで保険を掛けるのもその期間の保険料はムダです。独立しているのですから、仮に父親が死んでしまっても生きてゆけますよね。

まとめ

 ということで今回のまとめをしましょう!

  • 生命保険が必要なのは子供がいて心配な家庭のみ
  • 若いうちの加入が安いが、子どもがいなければ不要
  • 保険の保険期間は「子どもが生まれてから独立する年齢まで
  • 子がいない家庭は生命保険はいらない(もしもの時は、遺族厚生年金+1人分の稼ぎで十分)

 今回は「いつ、どのくらいの期間で保険に加入したらよいか」というご紹介でした。もちろん最終判断はご自身です。

ですが、保険がなくとも家族が生活できるのであれば、要ない保険料はなくして、そのお金は家族と使うか、貯金や投資に回す方が良いのではないかなと私は思います。

【保険をきちんと理解したい人は下の記事から順にお読みください】

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