解約返戻金140%は本当にお得?~生命保険に潜むワナ~

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節約編
解約返戻金140%は本当にお得?~生命保険に潜むワナ~

 こんにちは!毎度たこ焼きです。先日、久しぶりに実家に帰ると実家暮らしの弟が生命保険に入ったという話になりました。「健康で何もなかったらお金が増えて戻ってくるんだよー」なんてことを言っており、嫌な予感がしたので、保険内容を見せてもらうことにしました。

今回は、その生命保険が果たして良い商品なのか、考察してみました。なるべく簡単な用語でご紹介しておりますので皆さんの参考になればうれしいです。

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生命保険内容の確認

 まず、弟が加入したという保険は2つ

  1. 遺族が死亡時500万円のお金を受け取れる。健康でいれば、解約返戻金が支払い保険料より多く受け取れる(いわゆる貯蓄型生命保険)
  2. 遺族が月15万円の年金をもらえる(25年の掛け捨て収入補償保険)

貯蓄型生命保険という時点でもう雲行きが怪しいですが、もう少し見ていきましょう。

公的保険の確認

 まず、弟に「会社で入っている社会保険で、もしもの時にどのくらいもらえるか知ってるの?」と質問。

「金額は知らないけど、全然足りないんでしょ?」と弟。

「社会保険でもらえる金額を知らなかったら、いくらの民間保険に入っていいかわからないんじゃない?」というと「確かに、、、」と弟。

では、いったい社会保険でいくらもらえるのかということを見ていきましょう。

【弟の現状はこちら】

  • 未婚の実家暮らし(父母と祖父母と同居中)
  • 25歳
  • 彼女あり(数年のうちに結婚するかもとのこと)

両親と実家暮らしの独身の場合

 実家暮らしの弟ですが、家に入れているお金は月2万円だけで、両親はこのお金がなくとも困りません。この時点で、保険に入っている意味はありません。

保険はもしも自分が死んでしまったらお金に困る人がいるとき以外はムダです。遺族は保険金で今より裕福な生活を送れてもその悲しみは晴れません。

「あんたがもし死んでも親はお金に困らないんだから、保険料払ってるくらいなら、生きてるうちにご飯でも連れて行ってあげなよ。」と私。

「、、、確かに。うーん。でも、まだしてないけど、彼女といま結婚してたらどう?」と弟。

結婚して妻と2人暮らしの場合

 弟の彼女は現在、正社員として平均的な収入をもらっているそうです。彼女自身も弟が死んでしまってもお金には困りませんね。ですので、民間保険の加入の必要はありません。

また、仮に結婚していた場合、遺族になる奥さんは社会保険から以下の遺族年金が支払われます。

  • 30歳未満の妻の場合 → 遺族厚生年金(約35万円/年)×5年間
  • 30歳~39歳の妻の場合 → 遺族厚生年金(約35万円/年)一生涯
  • 40歳以上の妻の場合 → 遺族厚生年金(約35万円/年)一生涯 + 中高齢寡婦加算(約58万/年)が40~65歳まで

弟の彼女は遺族年金だけで、今よりお金には余裕が出ますので、民間保険は必要ありませんね。

では、弟が死んでしまった場合にお金が困る人いるとはどんな状況でしょうか?

結婚して妻と子どもがいる場合

 弟にもし子どもがいた場合、その子は父親の収入がなくなったら生活に困りますね。

仮に子どもが1人いた場合の社会保険からの大体の遺族年金は下記の通りです。

遺族基礎年金(約100万円/年) ※子どもが18歳まで

+

遺族厚生年金(約35万円/年) ※一生涯

弟の収入によって金額は若干前後しますが、子どもが18歳になるまで、遺族は約135万円受け取れるわけです。ですので、妻の収入と照らし合わせて、足りない分を民間保険で補填するというのが最適解です。

【子がいる場合の詳しい遺族年金はこちら】

解約返戻金140%は本当にいい保険なの?

 「保険は子どもができるまで、必要ないのはわかったけど、この生命保険は40年間健康で解約すれば、支払った金額の140%以上で返戻金を受け取れるんだってよ。掛け捨ての保険とかお金が増えない銀行に入れておくよりいいよね?」と弟。

40年間ずっと健康でいれば返戻率140%超と聞くと一見よさそうな保険に聞こえますが、検証してみましょう。まず、弟が入った貯蓄型生命保険の内容は以下のとおりです。

・死亡時の保険金は500万円 ※解約まで一生涯の補償

・毎月の保険料は8,000円 ※支払期間は20年間で合計192万円

・契約40年(65歳)で解約した際の解約返戻金は284万円(返戻率147%)

弟に考えてほしいことは「生命保険会社はどうして契約者からもらった金額より多い額を解約返戻金として支払えるのか?」ということです。

それは生命保険会社も契約者から受け取ったお金を国債等で運用して増やしているからです。

では、生命保険会社に運用してもらってお金を増やすのと、自分で運用するのとではどちらが良いのか検証してみましょう。

インデックス投資(年利3%)とした場合

 弟が契約した貯蓄型生命保険と保険内容を同じにして比較するためにここでは、保険金500万円で65歳までライフネット生命の掛け捨て生命保険に加入したとします。すると

  • 毎月の保険料は約1,200円 ※支払期間40年間で総額約57万円
  • 現在加入している生命保険の保険料との差額6,800円を20年間つみたて投資信託で3%で運用すると20年後には約222万円
  • さらにその222万円を20年間3%で運用し続けると約400万円

合計差額はなんと343万円(=400万円-57万円)です!

284万円になる貯蓄型生命保険より、掛け捨て生命保険と長期の投資信託の方がずっと良い商品ではないでしょうか?

この話しの後、弟は無事、ムダな保険を解約して、投資を始めようかなといっておりました。

【投資を始めてみようかなと思った方はこちら】

まとめ

 弟のように何となく保険に入ってしまう人は意外と多いのではないでしょうか?今日のポイントをまとめると

  • 社会保険に加入している日本人に民間保険は子どもができるまで基本的に不要。
  • 民間保険に加入するときは、社会保険で受け取れる遺族年金と必要なお金を考えてから加入する。
  • 解約返戻金がもらえる貯蓄型生命保険は掛け捨て生命+投資信託より良い商品ではない。

これからも「もっと楽しく もっと自由に」暮らせる公務員家族が少しでも増えたらいいなと思って情報発信していきます。質問やご意見等があれば、twitterやコメントも頂けたらうれしいです。

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