投資の初心者はインデックス型投資信託を選ぼう

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投資信託のおさらい

 前回の記事で、投資の初心者には、投資信託をおすすめしました。ここで、投資信託のおさらいをしましょう。

 投資信託とは、様々な種類の株式や債券などが組み合わされた商品です。メリットとしては

  • 初心者でも少額から始められる
  • 株式や債券など、あらかじめ銘柄が決めてくれている
  • 複数の銘柄を保有していることになるので、リスクの分散になる

などが、あげられます。

投資信託にも種類がある

 一口に投資信託と言っても、様々な種類が存在します。種類を上げ始めたらキリがないので、初心者は、何に気を付けて、投資信託を決めたらよいかという点に着目して例をあげましょう。

  • インデックス型かアクティブ型か
  • 投資先の地域は国内?米国?先進国?新興国?それとも全世界
  • 株式型か債券型か
  • 毎月分配金はありかなし

種類を分けると、さらに細かく分かれますが、まず、今回は1つ目「インデックス型かアクティブ型か」に的を絞って説明していきましょう。

インデックス型とアクティブ型のどっちが良いの?

 結論から言うと、初心者はインデックス型を選ぶべきです。まずは、インデックス型とアクティブ型を理解しましょう。

インデックス型とは

 皆さんも、ニュースで「日経平均株価」とか「 東証株価指数(TOPIX、トピックス) 」とか「NYダウ平均株価」とか聞いたことありますよね?「今日は、日経平均株価が上がった、下がった」って毎日ニュースで流れていますが、何となくわかっていたり、いなかったりする人が多いのではないでしょうか。これらは、株価指数といい、代表的な株式の株価の平均を表したものです。

 「日経平均株価」を例にしましょう。「日経平均株価」とは、日本の代表的な企業225社の株価を足して出した合計の平均価格を表しています。225社には、「トヨタ」「NTT」「楽天」「JR」や「ソフトバンクグループ」など、皆さんが大企業とイメージしている企業が含まれています。それら225社の株価を全て足しあげて平均を出したのが「日経平均株価」というものです。日本を代表する大企業の平均を表しているので、日本全体の景気を表していることになるのです。

 同じように「NYダウ平均株価」は、「アップル」「ジョンソンエンドジョンソン」「マクドナルド」や「エクソンモービル」など、アメリカの代表30社の平均株価を表したものです。

 インデックス型の投資信託とは、これらの株価指数と同じような値動きをするように作られた投資信託になります。日経平均株価に連動したインデックス型投資信託は、日経平均株価に組み込まれている企業とおよそ同じ企業の株式などで構成されていますので、日経平均株価が値上がりすれば、その投資信託の価格も上がるという特徴を持っています。

アクティブ型とは

 一方、アクティブ型とは、「日経平均株価」などの株価指数よりも上回る成果を目指した商品です。例えば、日経平均株価が5%値上がりをした時にはアクティブ型は10%値上がりすることを目指して商品が構成されています。

日経平均株価に連動するインデックス型投資信託の例を見てみよう!

 皆さんが最もイメージしやすい株価指数(=インデックス)「日経平均株価」に連動した投資信託を例に見てみましょう。今回は楽天証券などで販売されている“ニッセイ日経225インデックスファンド”という投資信託を見ていきます。

ニッセイ日経225インデックスファンドは下記のような株式銘柄で構成されています。

  • ファーストリテイリング
  • ソフトバンクグループ
  • ファナック
  • KDDI
  • 東京エレクトロン  などから日経平均に含まれる200銘柄以上で構成されています。

 この投資信託が構成される銘柄が日経平均株価指数を決める銘柄なので、日経平均株価が上がれば、あなたの持っているニッセイ日経225インデックスファンドの価格も上がります。

引用元:楽天証券 “ニッセイ日経225インデックスファンド”

上の青い折れ線がニッセイ日経225インデックスファンドの基準価格。下の赤い折れ線が日経平均株価を表しています。インデックス型投資信託の価格変動が、日経平均株価に連動していることがおわかりいただけたでしょうか。

 皆さんには、長期的な投資信託の保有をおすすめしますので、実際には、短期売買することはありません。しかし、仮に購入した価格よりも価格が上がったタイミングでこの投資信託を売却したら、差額金が売買益となります。

多くのアクティブ型投資信託がインデックス型投資信託に勝てない。。。

 アクティブ型投資信託のデメリットとして、運用コストとして運用会社に支払う手数料が高いことがあげられます。これは、株価指数を上回る成果を上げるために多くの専門家が調査し、戦略を立ててできている手間のかかる商品であるためです。

 また、過去のデータを見ると日本のアクティブ型投資信託の67%がインデックス型投資信託よりも良い成果をあげられていないというデータがあります。ですので、投資の初心者はインデックス型投資信託から始めることをお勧めします。

 しかしながら、アクティブ型投資信託の中には優良な商品もあり、それらはインデックス型投資信託よりも良い運用成績を出しています。投資を始めて、自分なりにある程度、勉強してから挑戦してみるのは良いかもしれません。

 次回は、投資先の地域はどこが良いかということについて、ご説明していきたいと思います。

 もっと詳しい記事やもっと簡単な記事も掲載していきたいと、思っています。質問等があれば、twitterやコメントを頂けたら嬉しいです。「もっと楽しく もっと自由に」暮らせる公務員家族が増えれば嬉しいです。

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