「前回の投資の話は超初心者には少し難しかったかな」と夫と話しになり、今回から少し難しいと感じた記事には、超初心者の方向けにもわかるように「ちびタコ解説編」をお送りします。超初心者のちびまる子ちゃんへの解説で、詳しい解説は飛ばし過ぎかなくらい飛ばしています。一般コラムを理解できる方はそちらをおすすめします。

前回の投資の話は少し難しかったなぁ。。。

そう思って今回から、ちびタコちゃんにもわかるように難しいところは飛ばして、重要なところだけ簡単に解説するよ。
投資の種類

投資の種類はたくさんあるけど、よく耳にするものだけ挙げてみるよ。
- 株式投資
- 投資信託
- 仮想通貨
- FX( 外国為替証拠金取引 )

どれもネットや本屋さんで見たことがあるよ。

でも、違いがわからないな。

まずはちびタコちゃんのような超初心者でも始められる
きちんとした投資の種類を説明するよ。
投資と投機の違い

難しい話は飛ばして、超簡単に説明していくよ。
「投資」とは、株式投資を例にすると、成長している企業にお金を出資して、企業が事業を行うのを応援することです。企業は応援してくれた人達に利益の一部を「配当金」や「株主優待」などで返してくれます。すぐに売り買いすることはありません。長い期間、投資することで収益を得ることができます。その一方、
「投機」とは、ギャンブルのようなもので、運まかせで金融商品の売買を行うことで、短期間で大きなお金が動くことがあります。ずっとグラフを眺めて売り買いのタイミングを見極めたり、投資で大負けすると借金まみれになるというイメージは実は「投資」ではなくこの「投機」の方です。

「投資」=ゆっくりと資産を増やしていく方法。
「投機」=ギャンブルで初心者は絶対手を出してはいけないんだよ。

「投資」ってずっとパソコンの前にいるイメージでした。知らなかった。。。

投資で失敗したり、みんなが投資は怖いってイメージしているけど、それは「投機」の方で、きちんと違いを知っていることは大切だよ。

上の例でいうと、ちびタコちゃんは「仮想通貨」や「FX」はギャンブル要素が強いから手を出してはダメだよ。

「FX」って1ドルいくらってレートの差で儲けるのですよね。初心者でもできるって本で見たことがあった気がしますけど、ダメなんですか?

その通り。「FX」は外国のお金と日本円のレートの変動差で儲けることだよ。でも、外国のお金が値上がりしたり値下がりするのってプロの投資家でも予想は難しいんだよ。

海外旅行に行ったことがある人は両替をしたことがあるよね。だから初心者でもできそうって思うんだけど、それは大きな誤解だよ。

「FXで初心者でもすぐに月○万円の副収入」なんて広告は全部ウソだから気を付けて!基本的にすぐにお金が入ってくるのはギャンブル、つまり「投機」だから大損するリスクもあると思っててね。

FXなら自分でもできると思ってました。危ない、危ない。。。
初心者におすすめなのは投資信託

「投機」がダメで、きちんとした「投資」をすればいいのはわかったけど、いったい何を始めればいいんですか?

ちびタコちゃんのように、これから投資を始める人は「投資信託」から始めるのがおすすめだよ。投資信託ってどんなものか見てみよう!
まずは株式取引を理解しよう
会社が何か新しい事業を進めるときにはお金が必要となります。そこで投資家さんにお金を出してくださいとお願いをするのです。その会社が成長して良い結果を出しそうだなと思った投資家はその会社にお金を出してあげます。会社は出してくれたお金の割合にあった株(株式)をその投資家に渡します。つまり、たくさんお金を出してくれた投資家は多くの株を保有することになります。
さてそのあと、その会社は予定通り事業を進め、それによって大きな利益をあげました。利益を出せたのは事業を進めるときにお金を出してくれた投資家さんのおかげですので、会社は「配当金」という形で投資家さんに利益の一部を渡すのです。その際、多く株を持っている投資家さんは多くのお金をくれたので、「配当金」もその分多くもらえます。
成長を続ける会社は、今後も配当を安定して出してくれるだろうと投資家さんは考えますから、あなたが株を買った値段よりも高い値段でいいので、あなたの株を売ってくださいと言う別の投資家さんも現れます。その投資家さん同士の株の売買を「株式取引」と言います。

会社にお金を出してあげて、その会社が利益を出したら、配当金というお礼をもらえるのが株式の仕組みだよ。

自分が買った株の値段よりも高い値段で株を買いたいという人がいた時にその株を売ることでも収益を上げることができるんだ。

実際には、2社間でなく多くの投資家さんで取引が行われるから「証券会社」というところが仲介するんだ。
国債・社債とは

国債を保有するということは、国にお金を貸してあげることだよ

国債は、お金をあげる株式と違って貸しているので、一定期間経つとお金を貸してくれたお礼の利息を付けて返してくれるよ。国が潰れなければの話しだけどね。

社債とは、国債の会社バージョンのこと。お金を貸してあげるのが、
国か会社かの違いなんだ。

社債は会社が潰れなければ貸したお金が戻ってくるけど、株式の場合はどうなるんですか。

株式はお金を貸してあげているのではなく、出資(=お金をあげている)ので、もしも会社が潰れてしまったときには、株式を買ったお金は返ってこないんだ。だから、安定して成長している会社の株を買うのが大事なんだよ。
初心者は投資信託から!
「投資信託」とは、あなたの代わりに投資信託会社が、どの株式や債券を選んだらよいか選別し、様々な会社の株式や債券などが少しずつ混ざっている商品です。様々な株式や債券が含まれますので、ある株の値段が下がった際にも、商品全体の値下がりは大きくならない為、リスクを分散できるのが特徴です。

まずは、リスクを分散できて、プロの投資信託会社が株式や債券を選んでくれる「投資信託」から始めてみよう。

投資信託も色んな種類の商品があるってなんかで見たことがあります。
どれを選んだらよいですか。

どの商品が良いかは後で紹介するよ!その前に絶対覚えておいてほしいことがあるんだ。投資の利回りの相場は知っておいてね。
絶対に知っておくべき利回りの相場

利回りって何ですか?

利回りとは、購入した金融商品がどのくらい利益を生み出したかを表すものだよ。例えば、株式を100万円購入して、年利回りが5%だったとすると、1年後に105万円になったということだよ。

世界一の投資家と呼ばれるウォーレン・バフェットっていうおじいちゃんでも年平均利回りは20数%なんだ。

ちびタコちゃん達が目指すのは、年平均利回り3~6%くらいだよ。

ってことは、平均利回り10%以上とかを宣伝する商品は少し怪しいということですね。

その通り。あまりにも高い利回りを宣伝する商品は損をする確率もその分高いか、ぼったくりの可能性もあるから、気を付けて!知っているのって詐欺にあわない自己防衛にもなるね。
とても飛ばしてのご説明でしたが、いかがだったでしょうか。ここが難しかったという点や質問があれば、コメントいただけると、今後ご紹介する上で励みになりますので、よろしくお願いします!
もっと詳しく知りたい方は、下記の記事も読んでみてください。
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