今回は、前回おすすめした米国インデックス型投資信託のほかに「米国だけじゃ心配」という方向けに、全世界バランス型投資信託をおすすめしようと思います。
前回までのおさらい
ご紹介する前に前回までのおさらいをしましょう。
- 投資信託選びに迷ったら「楽天・全米株式インデックス・ファンド」か「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」がおすすめ
- 銀行ではなく、ネット証券がおすすめ(「楽天証券」または「SBI証券」)
- つみたてNISA口座から購入する
米国1本じゃ心配な方は、全世界型もおすすめ
基本的には安定して経済成長を続けている米国を投資先にして問題ないと思いますが、「米国1本じゃ、アメリカに何かあったら心配」という方も中にはいるかもしれません。そんな方には、過去の記事で「全世界型」もおすすめしたのを覚えていらっしゃるでしょうか?
また、投資先の地域とあわせて「株式だけでも心配。もっとリスク分散しときたい。」という方には、株式も債券も含まれる「バランス型」もあることをお話ししました。
これら2つとも心配な方向けに地域も分散して中身もリスク分散してあるのが、「全世界バランス型」の投資信託です。
全世界バランス型投資信託 おすすめはこちら
おすすめは 「世界経済インデックスファンド」
たくさん種類がある全世界バランス型投資信託のうち、ここでおすすめする1本は「世界経済インデックスファンド」です。具体的にSBI証券でこの投資信託の中身を見てみましょう。


赤線で囲まれたところを確認すると
- 買付手数料なし(ノーロード)
- 信託報酬(ファンド管理費用) 0.54%(2019.7.4現在)
- つみたてNISA口座で購入可能
- 基準価格が右肩上がり
前回おすすめした米国インデックス型投資信託の2本と同様にきちんと「買付手数料なし」「つみたてNISA口座で購入可能」というポイントをおさえてますね。「全世界型」や「バランス型」のデメリットとしては、投資する対象範囲が広いため手数料が高くなります。そのため前回の2本が信託報酬0.1%台のところ、こちらは0.54%と少し割高になっています。しかしながら投資信託がどのくらい運用成績を上げたかがわかる基準価格の推移(右側のグラフ)を見ると、きちんと右肩上がりになっているため、安定した運用成績をだしていることがわかります。
目論見書の簡単な部分ものぞいてみましょう。


「全世界バランス型」の中身はどのようになっているでしょうか。「ファンドの特色」を見ると
- 債券50%(国内5% 先進国30% 新興国15%)
- 株式50%(国内5% 先進国30% 新興国15%)
で構成されています。債券にも株式にもどの地域にも投資しており、広くリスク分散されていることがわかります。もう少し細かい内訳は「主な資産の状況」を見ていくと、
- アップルやマイクロソフトの株式とアメリカ国債
- テンセントやアリババの中国企業の株式
- トヨタやソフトバンクの株式や日本の国債
など私たちが知っている有名企業が組み入れられています。もっと知りたいという方はSBI証券の「世界経済インデックスファンド」をご覧ください。
今回のまとめ
前回までの 内容と今回の内容をまとめると
- 投資信託選びに迷ったら「楽天・全米株式インデックス・ファンド」か「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」がおすすめ
- 米国1本や株式型1本が心配な方は全世界バランス型の「世界経済インデックスファンド」もおすすめ
- 銀行ではなく、ネット証券がおすすめ(「楽天証券」または「SBI証券」)
- つみたてNISA口座から購入する
ということになります。
今回のご紹介は、いかがだったでしょうか。 一番のおすすめは米国インデックス型投資信託ですが、今回ご紹介した「世界経済インデックスファンド」は私たち夫婦が初めて購入した投資信託でした。今でも少しずつですが毎月積立買付を続けていて、安定して増え続けてくれています。
「これから投資を始めたいな」ってお知り合いがいる方も、この記事をご紹介してくれると大変嬉しいです。また、過去の記事もあわせてお読みいただければ嬉しいです。また、質問やご意見等があれば、twitterやコメントについても頂けたら幸いです。「もっと楽しく もっと自由に」暮らせるように公務員家族の少しでも手助けになれたらと思います。
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