今回は、これから積み立て投資信託を始める公務員や公務員家族の方に、具体的にどれを選んだらよいのか「おすすめ商品」をご紹介します。
前回までのおさらい
ご紹介する前に前回までのおさらいをしましょう。
特に、今回はこれらのポイントに沿って具体的な投資信託をご紹介します。
米国インデックス型投資信託なら、とりあえずこの2本
世界一の経済大国といわれ、安定した経済成長を続ける米国。米国の経済指標と連動して、世界有数の大企業株式で構成されているのが、米国インデックス型投資信託でしたね。その中でも、王道的な存在でおすすめの2本が「楽天・全米株式インデックス・ファンド」と「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」です。この2本をそれぞれ見ていきましょう。
「楽天・全米株式インデックス・ファンド」を見てみよう
まず、この投資信託の情報を「楽天証券」で見てみましょう。

特に、見てほしいのが、赤点線で囲んだところです。
- 買付手数料なし(ノーロード)
- ファンド管理費用 0.1596%(2019.7.3現在)
- つみたてNISA口座で購入可能
銀行でとられることが多い買付手数料も、楽天証券でのこの投資信託はもちろんありません。おすすめの「つみたてNISA」での購入も可能です。
ここで「ファンド管理費用」だけ簡単に説明すると、あなたから預かった資産を運用会社が運用するのにかかる管理費のことで、これは毎日差し引かれます。ですので、買付手数料と同じように馬鹿にしてはいけません。ファンド管理費用はおよそ0.1~3%程度といわれていますが、「楽天・全米インデックスファンド」では0.1596%(2019.7.3現在)と低く抑えられています。
投資信託の運用方針などのさらに詳しい情報は、それぞれ投資信託ごとに「目論見書」というものに書かれています。投資信託の情報や目論見書はネット証券から口座開設していない方でも確認できますので、興味のある方は確認してみてください。楽天証券「楽天・全米株式インデックス・ファンド」情報はこちら
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) を見てみよう
この投資信託の情報は「SBI証券」で見てみましょう。
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赤線で囲んだところをチェックすると「楽天・全米インデックスファンド」と同様に
- 買付手数料なし(ノーロード)
- 信託報酬(ファンド管理費用) 0.162%以内(2019.7.3現在)
- つみたてNISA口座で購入可能
また、運用方針のところに 「米国の株式に投資し、S&P500指数に連動」と明記されています。「S&P500」とは NYダウと同様に米国の株価指数の1つです。「NYダウ」が 米国経済を代表する30銘柄 の平均株価を示すのに対し、「S&P500」は大型米国企業500銘柄の時価総額を指数化したものです。簡単に説明すると「NYダウ」より広く米国企業の全体の経済指標を表したものです。
目論見書の一部(P.6)も見てみましょう。

これは、「 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 」がどの企業の銘柄で構成されているか表したものです。
- マイクロソフト
- アップル
- Amazon など
S&P500に連動する投資信託なので、S&P500に入る企業で構成されているのがわかります。もっと詳しく見てみたい方はSBI証券「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の情報をご覧ください。
今回のまとめ
前回までの内容と今回の内容をまとめると
- 投資信託選びに迷ったら「楽天・全米株式インデックス・ファンド」か「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」がおすすめ
- 銀行ではなく、ネット証券がおすすめ(「楽天証券」または「SBI証券」)
- つみたてNISA口座から購入する
ということになります。
今回のご紹介は、いかがだったでしょうか。「これから投資を始めたいな」ってお知り合いがいる方も、この記事をご紹介してくれると大変嬉しいです。また、過去の記事もあわせてお読みいただければ嬉しいです。また、質問やご意見等があれば、twitterやコメントについても頂けたら幸いです。「もっと楽しく もっと自由に」暮らせる公務員家族の少しでも手助けになれたらと思います。
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