わかりやすく解説!男性版産休など、新しい法律で、男性は育児に参加しやすくなるのか?

育休に関する記事まとめ

こんにちは!地方公務員として働く2児の父キウイさんです。現役公務員として、公務員だから知っている情報や公務員の本音みたいなことを発信しております。この記事が皆さんの普段の生活に少しでもお役に立てたらうれしいです。

さて、本日のテーマは「男性版産休」についてです。

育休じゃありませんよ!産休です!男性が!

これは、令和3年6月3日に可決された新しい法律で、簡単に言うと、日本人男性の育児参加をもっと促そうと政府が進めた制度です。2019年度は男性の7.48%しか取得してませんからね。

では、さっそく、この「男性版産休」を含む新しい法律の内容と休暇取得率が増えるのか、私の考察をご紹介していきましょう!

男性版産休ってなに?

まずは、時間のない人のために結論からご紹介します。

産休とは、お子さんが生まれてから8週まで”女性に限り”取得できる休暇でした。

男性には、産休というものがありませんでしたから、子どもが生まれてからすぐに男性が休暇を取る場合は、育休(育児休暇)を取る必要がありました。

しかし、今回の法律改正で、男性も4週間(2回に分けて取ることも可)子どもが生まれてから育休とは別の休暇を取得できるようになります。

これが、男性版産休というものです。

そして、細かな話ですが、育休は、取得の1か月前に申請が必要でしたが、今回の男性版産休は2週間前に申請と、男性にも休暇をより取りやすい環境となります。

出典:厚生労働省

もちろん、この休暇中は、育休と同じく国から手当てが支給され、社会保険料も免除となります。

手当金は、休暇前のお給料の67%で社会保険料が免除ですから、約80%程度のお金がもらえます。

つまり、男性にとって、従来の育休の拡張版のような制度となります。

育休手当が給料の67%もらえる期間が6ヶ月だったのが、この男性版産休で7ヶ月にアップしたと解釈しても、そんなに問題はありません。

何度かご紹介してきましたが、お金の心配は無用です。今回の男性版産休ではありませんが、が育休を取得した際の我々、夫婦の具体的な手当支給額をご紹介していますので、ご興味のある方は、参考にしてみてください!

このほか、改正される法律の中では、企業側から対象者に対して、取得意思があるか確認を取る義務など、企業側にもより取得しやすい環境整備を進めています。

また、企業と事前に調整することで、休業中の就労も認めていくような形もとるようです。

男性版産休はいつから?

では、この法律は、いつから適用されるのでしょうか?

報道によると、来年2022年の10月からを予定しているようです。

これから、お子さんを希望しているご夫婦には、利用の可能性がありますね♪

まとめ

以上、ご紹介した内容をまとめると、次のようになります。

男性にとって、育休の拡張版ともいえる今回の法律改正で、以前よりも、取得しやすく、取得した際の条件も良くなっていますね。

育休取得者が考察。男性版産休の新設で休暇取得率は増えるのか?

以上、今回の「男性版産休」について、ご紹介してきましたが、今回の法律改正で休業取得する男性は増えのでしょうか?

皆さんは、どう思いますか?

私は、残念ながら休暇取得率、特に長期で取得する男性の数はあまり増えないのでは?と予想しております。

今回政府が実施したより手厚い環境整備は素晴らしいことだと思います。

しかし、日本人男性の育休取得が増えない理由が、法的な環境整備ではないのではと考えるのが理由です。

もし、皆さんが男性で「産休・育休を取りたい」と思った時、一番に思い浮かべるハードルは何でしょうか?

恐らく、”周りからどう思われるだろう”が一番の理由ではないでしょうか。

男性も産休・育休を取るのが普通。育児は夫婦2人でするのが普通。という考え方の変化が浸透するまでは、休暇の取得率というのは、なかなか上がってこないのかなと思います。

多くの人の考え方が変わるのは、時間がかかるものです。

これらは文化や宗教ではなく、考え方や教育が進歩いるか否かという問題だということが、私が好きな本「FACTFULNESS」でも書かれています。

ご興味のある方は、ぜひ読んでみてください!

考え方は、夫婦それぞれですので、男性も育児に参加することが絶対的に正しい真実だとは思いませんが、育児に参加したいのであれば、何も気にせず出来る世の中になるといいなと思っています。

この記事が大事な家族のために、勇気を出すきっかけになればうれしいです。 そしてあなたの勇気は、あなたの周りの人々に勇気を与えるはずです。あなたが勇気を出して育休取得することで、身近な誰かが気兼ねなく育休が取れるようになったら素敵ですね。

そして、数年後、この記事を目にした人が「男性って育休取りづらいって時代があったんだってよ。おかしいね。」っていうような素敵な未来が来ると嬉しいなと思います。

皆さんもキウイハズバンド目指しませんか?私は、カッコいいキウイハズバンドになりたいなと思っています♪

本日は、最後までお付き合いいただきありがとうございました。「育休とったよ」であったり、「ここが育休取るのに悩みのポイントだな」とかがありましたらコメントいただけると嬉しいです。

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