こんにちは!毎度たこ焼きです!皆さんは何で貯金や投資で資産を残しておくのっていうと老後資金のためというのも理由の一つなのではないでしょうか?
そこで今回からは老後の資産に関係してくる「年金」についてご紹介します。「年金制度」って正直わかりづらいですよね?私も夫に聞いたりきちんとよく調べたりして「なるほど、まあまあ複雑。。。」という感想です。
ニュースでは「年金制度の崩壊」や「将来の年金がもらえるか不安」などなど、不安をあおる記事も。「将来もらえないから年金は払わない」って若者もいるようですね。複雑だからニュースに流されたり、不安感があるのでしょうか。
正直言って、将来の年金受給額って計算がやや複雑です。ですので、これから「年金」についてご紹介する内容は難しいところは省略してわかりやすくご紹介できればいいなと思います。
公務員の皆さんは厚生年金に加入していますが、まずは制度が簡単な「国民年金」についてご紹介します。
年金制度の概要
年金制度の概要をなるべく簡単にご紹介していきます。国民年金の納付は20歳から60歳までの国民がしなければならないと法律で決められています。ですので、「将来もらえないから払わない」というのは本来できないんですね。
年金制度はどのような働き方かで、大きく分けて3パターン分かれます。
- 自営業の方 → 国民年金(正確には国民年金1号)
- サラリーマンや公務員の方 → 厚生年金(正確には国民年金2号にも加入)
- サラリーマンや公務員の方の扶養に入っている方(専業主婦や扶養範囲内でのパートなど) → 国民年金(正確には国民年金3号)
自営業の方は「国民年金」に加入しています。国民年金の制度は全然難しくありませんので、今回は国民年金をご紹介して、次回以降に公務員の厚生年金や公務員の妻などの扶養されている方の年金について見ていきましょう!
国民年金の納付額は?
国民年金の保険料の納付額は定額となっています。年によって保険料は多少上下しますが、1ヶ月あたりの保険料は約16,400円です。ですので、加入が義務になっている20歳~60歳までの40年間(480ヶ月)きちんと納付すると
約7,872,000円(=16,400×480ヶ月)を総額で納付することになります。
国民年金の受給額は?
では次に将来いくらもらえるのか見ていきましょう!国民年金の受給額も年によって多少の上下をしますが、きちんと40年間支払いを行った場合、1ヶ月あたり約65,000円受け取れます。
もらえないと思って年金未払いは大損する
さて、最近ニュースで「将来、年金が受け取れないので払わない」という若者がいるそうですが、正しい選択でしょうか?
65歳から毎月約65,000円の年金を受け取れるので、支払った7,872,000円はいつ回収できるかというと約10年です。75歳以上長生きすればプラスでお金を受け取れるということですね。「自分は75歳まで生きない」って方は払わない方が得かもしれませんね。。。でも多く人はそれ以上長生きしてしまいます。大丈夫です、嫌でも80歳くらいまで生きる人が多いのが現実です。
そして85歳まで生きたとすると、なんと総額で約15,600,000円(=65,000円×12ヶ月×20年間)受け取れるのです。支払った以上のお金が受け取れるのは財源として税金が使われているからですね。
つまり年金を払わないということは将来受け取れませんから、払った税金は自分に返ってこないけど、他の人の年金になって大損するということですね。。。払っておいた方がほとんどの人が得ということです。(払わないと法律違反でもあります。)
年金制度の崩壊ってホント?
「いまは大丈夫かもしれないけど、年金制度が崩壊したり、将来は受け取れるかわからないじゃないか」って意見もありますよね?本当でしょうか?
例えば、年金支給開始が70歳に変更となれば、将来自分のころはもらえるの?って不安になりますよね?
ですが、日本人の平均寿命は年々伸びています。国民がそれだけ元気に長生きしていますし、働ける年齢もずっと長くなりました。年金制度が始まった当初よりも支給期間は亡くなるまでで変わらないのですから、支給開始が遅れるのは当然ではないでしょうか?
また、日本の年金制度は将来の負担軽減ための積立金が160兆円以上あります。これは他の先進国よりも極めて多く将来に備えている状態ですので、年金制度の崩壊が起こるのは極めて確率が低いといえるでしょう。
少子高齢化が進み、保険料の増加や支給額の減額が多少進んでも「平均寿命まで生きて、払った保険料を回収できない」ということはまず起こらないと思います。
終わりに
今回はわかりづらい「年金」について、割と簡単な「国民年金」についてご紹介しました。簡単に言うと780万円払って1,560万円もどってくるよということです。払わないと違法だし大損だよとだけ覚えておくだけでも良いかもしれません。
次回以降、公務員家族が関係してくる「厚生年金」や「夫の扶養の妻の年金」についてご紹介していきたいと思います。これからも「もっと楽しく もっと自由に」暮らせる公務員家族が少しでも増えたらいいなと思って情報発信していきます。質問やご意見等があれば、twitterやコメントも頂けたら幸いです。
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