私たちに民間保険ってホントに必要?(前編)

育児の悩みに関する記事まとめ

 過去にご紹介しましたが、皆さんは国の公的な社会保険というものに入っています。民間の保険というのは、もしもの時に公的な社会保険よりも多くカバーしてほしいと思う人が入るものです。全2回に分けて「本当に民間の保険は必要か」ということについてお話していこうと思います。

 「周りが入っているから、よくわからないけど。。。」と、きちんと公的な社会保険でどのくらいカバーされるか、入っている民間の保険はどんな内容なのかを理解していないで加入している人がとても多いです。

 ムダに保険料をかけている人はお金をどぶに捨てているようなものです。それではお金は一向に貯まりません。お給料はなかなか増えませんが、ムダな経費を削減するということは誰でも簡単にできます。さぁ、きちんと中身を理解して保険選びをしましょう。

絶対知っていないと損!高額療養費制度について

 公的な社会保険制度の中でも皆さんに絶対に知っておいてほしいのが、「高額療養費制度」です。ここでは細かな条件は除いて簡単に一般的なご紹介します。

 基本的に皆さんは病院窓口での自己負担額は3割負担ですよね。「高額療養費制度」とは一か月あたりの自己負担額がある一定額を上回った場合、超えた部分はあとから払い戻されるという制度です。では自己負担額の上限を見てみましょう。

医療費自己負担限度額
引用:全国健康保険協会

 具体的に例を見てみましょう。

100万円の治療費で30万円の自己負担ではありません。

 例として、医療費が100万円かかったとしましょう。自己負担額は100万円の3割で30万円と思っていると「民間の医療保険に入らないと大変だ!」と思うかもしれません。しかし、実際には30万円の自己負担額はかかりません

 上の表で見ると、私たちのような公務員家庭ですと標準報酬月額は「③区分ウ」の家族が多いでしょうか。(若手職員さんですと④区分エになるかと思います。)医療費100万円の場合、自己負担額の上限は

80,100円+(1,000,000円-267,000円)×1%=87,430円となります。これを超える212,570円は戻ってくるということです。

大体、誰でも医療費は1月当たり最高でも10万円もかからないということです。

 ここで考えてみてください。あなたは過去、何年間かのうちにひと月10万円以上の治療費がかかったことはありますか?毎月数万円の保険に掛けるお金を貯金していれば、仮に病気やケガになっても十分足りるはずです

標準報酬月額ってなんだっけという方は、過去にご紹介していますので、ぜひ!

保険大好き!日本人

 生命保険文化センターという機関で3年に1度行われる調査では、88.7%の世帯が何かしらの民間保険に入っており、平均年間払込保険料は38.2万円だそうです。(これを貯金していればもしもがあっても十分足りるのでは、、、)

 また別の調査では世界における日本人の生命保険に掛ける保険料は世界第2位( 約38兆円 )で全体の13.5%を占めます。たった世界人口の1.9%の日本人が生命保険の保険料は世界の13.5%を占めているのです。

 日本の公的保険制度は世界でもとても充実しています。にもかかわらず、民間の保険にも多額の掛け金をかけている。保険大好き!日本人となっている原因は恐らく中身を理解しないで加入している人が多いからでしょう。

資産を守る公務員家族におすすめ本

 今回の保険のお話だけではありませんが、公務員のお金全般について、私たち夫婦がかつて参考させていただいた本をご紹介します。

出版されたのが少し昔になりますので、多少現在と状況は変化している点もありますが、資産を守るうえで大切な知識はたくさん紹介されています。よかったら皆さんも参考にしてみてはいかがでしょうか。

 大切なのは、本やインターネットで知識を手に入れた上で、どういった判断をするかは自分で決めるということですね。

 次回も「本当に民間保険は必要か」ということについて続きをご紹介していきます。質問やご意見等があれば、twitterやコメントも頂けたら幸いです。「もっと楽しく もっと自由に」暮らせる公務員家族が少しでも増えたらいいなと思って情報発信しています。

【1か月無料】通勤中に運転中に聴く読書audible 無料期間中でも退会できます。

【初めて投資信託に興味を持った方へおすすめの本】

【おすすめネット証券会社はSBI証券】

コメント

タイトルとURLをコピーしました