なぜ貯金だけではまずいのか?(後編)

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稼ぐ編

 2回にわけて「なぜ貯金だけでなく投資も必要なのか」ということをご紹介しています。後編では、貯金ではなくて投資を始めることによるメリットと貯金だけしていることによるデメリットを具体的に見てみましょう。

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前編のおさらい

 後編を始める前に前編のおさらいもしておきましょう。

  • 「貯金は美徳」は明治時代に生まれた古い考え方
  • 貯金だけで投資をしていないのは先進国で日本人だけ
  • 政府も減税特典を付けて投資を推奨している

貯金と投資の比較

 それでは投資と貯金の比較をしながらメリットとデメリットを見ていきましょう。

投資のメリット

下の図は、銀行で毎月積立貯金を行った場合と毎月積立投資信託を購入した場合の比較を表しています。

投資と貯金の比較

 まず、単純に毎月銀行に1万円ずつ貯金した場合は、20年間(=240か月)で240万円になります。※ほぼゼロの金利は無視します。

 一方、年利4%で運用できると仮定した投資信託を毎月1万円ずつ購入した場合を考えてみましょう。ここでは、計算式を入れると少し難しい話になってしまうので説明しませんが、最初の1万円が1か月間運用されると33円の運用益がでます。1か月では、まだたったのプラス33円ですね。しかし次の月は1万円追加され、2万33円が運用されて、2万99円になります。次の月は3万198円・・・と増えた運用益に対しても再運用され、雪だるま式に運用益が上がっていくのです。

 するとどうでしょうか。20年間続けると、ただ銀行に貯金していると240万円なのに対し、4%で運用できる投資信託は約366万円になります。その差は126万円です。これを知っても将来のために残す資産を銀行に預けるのは美徳でしょうか?

投資を始めるのは早ければ早い方が良い

 先の説明のように、投資による運用益というのは雪だるま式に増えていきます。ですので20年で得られる運用益は単純に10年で得られる運用益の2倍ではありません。実際には下図を見てみましょう。

投資と貯金の比較

 年利4%で運用できると仮定した投資信託を毎月1万円ずつ購入した場合、10年間では運用利益が約27万円に対して、20年では約126万円です。さらに30年では334万円の運用益です。

 このように、投資には時間が大切ということです。投資期間は長ければ長いほど、運用益を大きくできるのです。皆さんを現役公務員またはその家族とすると、最高でも年齢は60歳くらいでしょう。人生100年といわれていますので、それでも40年あるわけです。投資を始めるのに遅いということはないはずですし、若い世代は早く始めれば始めるほど有利ということが言えますね。

 もし、どのくらい資産が増えるのか知りたい方は、金融庁HPでも簡単にできますので、下記リンクから計算してみてください。※想定利回り(年率)は4%程度がおすすめです。

資産運用シミュレーション : 金融庁
NISA(少額投資非課税制度)のしくみや投資について基本から解説します。今後どのように資産を運用していけばいいか、自分ではなかなかわからないもの。シミュレーションをもとに、自分にとって最適な資産運用法を考えましょう。

投資のリスクも知っておこう

 もちろん投資にも「株価変動リスク」や「為替変動リスク」などリスクというものが存在するため、いわゆる「元本保証」ということはありません。しかし、投資の種類によってリスクの大小も大きく異なり、正しい知識を持てば上手に資産を増やすことができます。間違えた投資商品を購入しない知識を持つというのが大切ですね。リスクの種類について詳しく知りたい方は金融庁HPを参照してみてくださいね。

 間違えた投資商品を買わない為に必要最低限の知識を知りたい方は過去にご紹介していますので、次の記事も読んでみてください。

今は100円から投資ができる⁉

 かつて投資というのは、初めにある程度資金がないと始められませんでした。それは最低100株や1000株といってまとまった単位でしか株式の購入ができなかったからで、最低でも10万円程度ないと株式の購入ができませんでした。投資はお金持ちしかできないものだったのです。

 しかし現在では、株式は1株(数百円)から購入できますし、投資信託は月額100円から購入できる証券会社もあります。誰でも始められるほどハードルが下がったのです。

見落としがちな銀行預金のリスク

銀行預金のリスク

 先のご紹介で投資にはもちろんリスクもあるということをお話ししました。では銀行預金がリスクゼロかというとそんなことはありません。銀行預金のリスクもきちんと理解しておきましょう。

アベノミクスで貯金だけの人は、お金が減っていく⁉

 ここでは難しい話はせずに、簡単な部分だけご説明します。アベノミクスってよくニュースでききますよね?アベノミクスでは日本経済の改善に向け、デフレを脱却し、インフレ率2%を目標としています。簡単に説明すると、インフレとは物価(物の価格)が上がることをいいます。

 さて、100円の商品があるとします。インフレ率2%では、1年後に同じ商品の値段が102円まで上昇するいうことが起こります。金利ゼロのまま、アベノミクスではインフレ率2%を目指しているので、政策通りインフレが起きると、どうなるでしょうか。銀行にお金を預けていても、金額はそのままなのに、買えるものが少なくなっているということが起きます。これは、実質お金が減っているのと同じことです。銀行預金だけでは、資産が増えないだけでなく、減ってしまって損をしてしまう可能性が高いのです。

銀行が倒産すると全額戻ってこない可能性がある

 銀行が倒産するということはないと思う人は多いかもしれませんが、実際過去に倒産している銀行は普通にあります。もし銀行が倒産した場合、預けた金額のうち1000万円は保証されますが、それを超える部分に関しては返ってこない可能性があるのです。

 投資商品の中には国債(=国にお金を貸して利息付きで返してもらう投資商品)というものがあります。国債は国が倒産しなければ利息を付けて貸したお金を返してくれます。さて、銀行が倒産する可能性と国が倒産する可能性とを考えた上で、それでもあなたの資産を銀行だけに預けていることが一番の方法だと思いますか?

じつは、銀行や会社、共済組合だって投資して資産運用をしています

 ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、投資をしているのは、個人だけではありません。銀行や一般企業も株式や債券などを保有、運用して利益を出しています。公務員やその家族であれば所属している共済組合もあなたの給料から天引きした保険料を国債などで資産運用しています。また、日本政府も有価証券を高値で売却して、財源に充てています。商品の販売利益や手数料だけでなく、会社の利益を増やす手段として投資を行っているのです。投資は私たちの生活において、実はとても身近な存在で大きな役割を果たしているのです。

今回のまとめ

  今回ご紹介したことのまとめをすると

  • 銀行預金ではお金が増えないが、資では増えていく可能性がある。
  • 投資は始めるのが早ければ早いほど有利
  • 月100円からでも投資ができるほど、ハードルが下がっている。
  • 銀行にお金を預けていてもリスクゼロではない。

ということになります。 今回のご紹介は、いかがだったでしょうか。投資のメリットとリスクを知ったうえで、投資をしないのであれば、それも1つの選択で良いと思います。でも知らないからやらないっていうのは、実に損することが多いと感じています。

 少しでも投資を始めようかなと興味を持ってくださった方がいたら、順番に少しずつ紹介していますので、下記の記事からお読みいただければ幸いです。

  質問やご意見等があれば、twitterやコメントについても頂けたら幸いです「もっと楽しく もっと自由に」暮らせる公務員家族の少しでも手助けになれたらと思います。

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