こんにちは!毎度たこ焼きです。今回のテーマは「子どもの学費」です。特に“大学”に行くとどれくらいお金がかかるのかということについてお話ししていきます。
まずは結論から。あくまで私の意見ではありますが、多くの人が大学に進学していますが、何となくで進学するのであれば、もっと時間とお金を大切に使うべきだと思います。いろいろな意見があってよいと思います。皆さんはどう考えますか?
現代の大学進学率は?
昔と比べ大学の進学率は皆さんの肌感覚でも多くなっていると感じると思います。実際のところ、高校卒業者の大学の進学率は30年ほど前は約30%であったのに対して、令和元年度では過去最高の53.7%の学生が大学に進学しています。(文部科学省調査)
大学進学にかかる資金と時間
まずは大学に進学するのにはいったいいくらかかるのか見ていきましょう。大まかに挙げると
- 入学金(滑り止め受験をする場合はその学校分も。)
- 授業料(4年間分。)
- 施設整備費(4年間分。私立大学の場合。)
- 住居費(一人暮らしをする場合。)
もっと細かく挙げるとさらに多くなりますが、ざっと挙げてもこのくらいでしょうか?
入学金は約28万円程度です(医歯薬学部以外)。入学する大学と滑り止め1校としても約56万円です。
次に授業料は国立大学か私立大学か、進学する学部によっても大きく異なりますが、目安として国立大学で年間約55万円、私立大学で75万円~110万円程度です。さらに私立大学の場合は施設整備費に約20万円発生します。4年間の合計は国立大学で約220万円、私立大学で最低でも約380万円かかってきます。
1人暮らしをする場合、生活費や家賃が発生しますね。これは個人差がありますが、東京で一人暮らしをする場合、月10万円程度はかかってくるかもしれませんね。4年間で480万円です!
まとめると、1人暮らしをする場合、入学金・授業料・施設整備費・住居費で4年間の合計は
国立大学・・・約756万円
私立大学・・・約916万円(最低ライン)
これに受験費や教材費など様々な諸経費が発生してきます。家から通える場所に大学があればぐっと費用は下げられますが、なかなか進学したい学校と家が近いという幸運の方も少ないでしょう。
また、大学生はアルバイトもできますが、学業をしっかりした上で頑張って年100万円程度でしょうか?それを考慮してもなかなかのお金だと思いませんか?
大卒と高卒の給料比較
大学進学にかかる費用がわかったところで、生涯賃金は大卒と高卒でどのくらい違うの?ということについて見てみましょう。厚生労働省が行う「 賃金構造基本統計調査 」から計算をするとその差は約4,000万円になります。
これは大きな差ですね。大学進学にかかる費用と比べても進学した方が、元が取れそうですね。しかし、これはあくまで調査に基づいた平均値ですし、かつては学歴社会の影響が大きかった現役のベテラン勢が調査対象者として多く入っています。
企業に就職が当たり前か
「最近は、学歴があまり関係なくなってきた」とはいうものの、日本ではまだまだ企業に就職するという選択をする場合、就職活動中に学歴を見られるのが現実でしょう。
先にみたように国立大学へ進学するにしても、一人暮らしをする場合は4年間で1000万円弱のお金がかかります。お子さんが「この道を究めたいんだ」というような具体的な目標がある場合は、必ずしも大学進学ではなく、その目標に時間とお金を注ぐべきではないかと個人的には思います。
我々が子どもの頃に、youtuberなんて職業は誰も想像しなかったでしょうし、ゲームの大会でお金を稼げるなんて夢にも見なかったですからね!数年先のことさえ、そこまでわからないが現実です。また、大企業で働けば一生安泰という時代でもなくなっています。
まとめ
今回は、「今の時代、大学は絶対か?」ということについて、統計とともに私の考えをご説明させていただきました。まとめると、
- 4年生の大学に通うには1,000万円弱のお金がかかる
- 現在では高卒者と大卒者では生涯賃金約4,000万円の差がある。
- 過去には想像できない職業が増えている。
- 数年先にどんな稼ぎ方があるかは想像できない。
となります。私は個人的には「周りが行っているからといって、必ずしも大学に行く必要はない。」という意見です。子どもがどんな未来を歩みたいかを一緒に考え、進みたい道ができたら応援できる環境を用意しておきたいですね!
皆さんはいかがでしょうか?質問やご意見等があれば、twitterやコメントも頂けたらうれしいです。これからも「もっと楽しく もっと自由に」暮らせる公務員家族が少しでも増えたらいいなと思って情報発信していきます。
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